部分リンクでも目立たせる!::target-text 擬似要素でリンク先のテキストを強調表示するCSS術

B!
スポンサーリンク

こんにちは!静岡県浜松市でWEBデザイナーをしています小瀧です。
ページ内リンクで特定の段落や文言にジャンプしたとき、そのリンク先のテキストがどこか分かりづらい…と感じたことはありませんか?

特に長文ページやFAQセクション、用語辞典的な構造では、ユーザーが「リンク先で迷子になる」ことも。

そんな課題を解決してくれるのが、CSSに新しく追加された擬似要素
::target-text です。

これを使えば、ハッシュリンクでジャンプした先のテキストを自動でハイライト表示できるようになります!

::target-text とは?

::target-text は、CSS Selectors Level 4 で定義された擬似要素のひとつ。
ハッシュリンクで指定された「テキスト範囲」に対してスタイルを適用できる機能です。

従来の:targetとの違い

  • :target → 要素全体に適用
  • ::target-text → テキストの一部(選択された範囲)のみに適用

たとえば、URLが

https://example.com/page#target-text=“お問い合わせはこちら”

となっていた場合、ページ内の該当する文字列だけがハイライトされます。

実装方法と書き方

ステップ1:ハッシュリンクの構造

新仕様では、URLのハッシュに次のような形でテキストを直接指定します。

https://example.com/page#target-text="よくある質問"

ブラウザがこのテキストを検出し、該当箇所の文字をハイライトしてくれます。

ステップ2:CSSでスタイル定義

::target-text {
background-color: yellow; 
padding: 2px 4px; 
border-radius: 3px; 
transition: background-color 0.3s ease; 
} 

これだけで、該当テキストにジャンプした際に自動でハイライト表示されます!

活用シーンいろいろ!

  • FAQやヘルプページ: 質問のキーワードだけを目立たせる
  • ブログ内辞書: 専門用語だけピンポイント強調
  • 社内マニュアル: 段落の中の重要語句にフォーカス

たとえば「お問い合わせはこちら」のようなフレーズだけを目立たせたいとき、これまでの :target では対応が難しかったのですが、
::target-text を使えば 文中の一部だけを安全に強調できるようになります。

アクセシビリティへの配慮も◎

::target-text は、ただ装飾を付けるだけでなく、ジャンプ先で何が強調されたかを視覚的に明示してくれるため、スクリーンリーダー利用者や高齢者ユーザーにとってもUX改善に繋がります。

まとめ

::target-text は、文中のリンク先をピンポイントで目立たせる画期的なCSS機能です。

  1. ページ内リンク先の「テキストのみ」を強調できる
  2. 文脈中の単語・語句に自然なハイライトを追加
  3. 従来の:targetより柔軟で視認性が高い
  4. SEO的にもUX的にも効果大

今後のWebライティングやナレッジベース構築において、
より使いやすく、より伝わるリンク設計を実現したいなら、::target-text は要注目です!

 

satokotadesignキャンペーン実施中!

静岡県浜松市でホームページ制作ならsatokotadesign

最新の記事はこちらから