【映画感想】『響-HIBIKI-』世間が批判するほどつまらなくはなかった

こんにちは!
最近は外出を控え映画ばかり見ている毎日ですが、同じテイストばかり見てしまうので、普段は見ない映画を見てみようと思い以下の映画を見てみました。
『響-HIBIKI-』という映画です。

比較的最近の映画なので、記憶に新しい映画ですが、公開された頃には結構批判されていた記憶がありました。
漫画が原作ということで、どうしても原作と比較してしまいますよね。
僕は原作の漫画を読んでいなかったので、爆死した映画がどんなものなのかが気になりました。
先入観無く見た感想を書いていきます。

『響-HIBIKI-』作品概要

あらすじ

スマートフォン・SNSの普及により、活字離れは急速に進み、出版不況の文学界。そこに現れた一人の天才少女、彼女の名は『響』
(平手友梨奈)。15歳の彼女の小説は、圧倒的かつ絶対的な才能を感じさせるもので、文学の世界に革命を起こす力を持っていた。文芸誌「木蓮」編集者の花井ふみ(北川景子)との出会いを経て、響は一躍世の脚光を浴びることとなる。しかし、響は、普通じゃない。彼女は自分の信じる生き方を絶対曲げない。
世間の常識に囚われ、建前をかざして生きる人々の誤魔化しを許すことができない。
響がとる行動は、過去の栄光にすがる有名作家、スクープの欲だけで動く記者、生きることに挫折した売れない小説家など、様々な人に計り知れない影響を与え、彼らの価値観をも変え始める。一方、響の執筆した処女作は、日本を代表する文学賞、直木賞・芥川賞のダブルノミネートという歴史的快挙にまで発展していく。

キャスト・スタッフ

キャスト

鮎喰響 – 平手友梨奈(欅坂46)
祖父江凛夏 – アヤカ・ウィルソン
神田正則 – 高嶋政伸
田中康平 – 柳楽優弥
鬼島仁 – 北村有起哉
矢野浩明 – 野間口徹
藤野弘 – 小松和重
大坪正人 – 黒田大輔
椿涼太郎 – 板垣瑞生
祖父江秋人 – 吉田栄作
山本春平 – 小栗旬
花井ふみ – 北川景子

スタッフ

原作 – 柳本光晴『響 〜小説家になる方法〜』(小学館「ビッグコミックスペリオール」連載中)
監督 – 月川翔
脚本 – 西田征史

『響-HIBIKI-』を見た感想

最初に言っておきます。僕は原作を見ていません。
原作を見ていないので、映画の素直な感想を書きます。

物語の展開が早くて面白かったです。
逆を言うと、早いが故に内容が薄い感じはしました。
でも、この映画を見た後に原作を読みたくなりました。

平手友梨奈が主人公のイメージにぴったり

欅坂46のセンターとして「サイレントマジョリティー」で華麗なデビューを果たした彼女ですが、演技はこの映画が初主演ということで、ファン共にどんな演技をするか期待が込められていました。
文学の天才かつ自分の気持ちは絶対に曲げないというかなり癖の強い「鮎喰響」の役でしたが、平手友梨奈のビジュアル、若さ、イメージと合っていてこれ以上のはまり役はないくらい良かったです。

苦労作家の山本春平(小栗旬)に感情移入してしまう

この映画には天才作家の「鮎喰響」以外にも複数の作家がでてきます。
しかし、皆さん小説に対していろんな悩みを抱えていました。
かつては天才と呼ばれていた作家、大物作家を親に持つ娘がコネで小説家デビュー。

その中でも、何年も芽が出ずに苦労している作家「山本春平(小栗旬)」の話は感情がぐっときました。
11年も芥川賞を狙い続け、自分を支えてくれた家族、担当者に次こそは受賞して恩返しをしたいと、全身全霊をかけて小説を書きました。
その結果は15歳のパッと出の少女に負けるという失態。
悔しさのあまり、自殺を考えます。
そのあとの展開はご自身で映画を見ていただけたら、きっと感情移入して見れると思います。

僕も異業種ですが、ものを作る立場なので、自分の才能のなさ、凡人さに心が痛くなりました。
天才が活躍する裏では凡人が星の数ほど、もがき苦しんでいるという状況も表現していて、つらさもありますが、リアリティがあって良かったです。

個人的にいまいちだった点

主人公の響が好きになれなかった。

自分の意思はなんとしても曲げないという性格ですが、そのために暴力や犯罪も平気で行うというヤバい性格
人を殴る、パイブイスで殴る、屋上から飛び降りる、電車を止めるなど…
清々しさは全然なく、ただ常識がない子供にしか見えなかったので、ひたすらイライラしました。
10代の現役には刺さるのかな?自分が大人になっただけかな..

天才感が伝わってこなかった。

新人賞、芥川賞、直木賞を15歳で受賞するという前人未到の大記録をおこなうのですが、全くすごさが伝わらなかった
何故ならば受賞した作品の内容が全く表現されず、題名のみで表現していたことでした。
見ている側からすれば、どれほどの天才作なのかや、どんな内容なのかが無いため、イメージできず、ただただ「へー」という一言で済んでしまう。
まあ、そんな天才作を表現できたら芥川賞も直木賞も現実で取っているのだろうから、無理な話かもしれないですね。
でも、少しでもリアリティは欲しかったなと思います

まとめ

全体的に面白かったです!
ただ、響の考えや行動にはイライラしましたが..
小説を題材にした映画ですので、派手な展開はないですが、人間の心理描写はうまく表現されていて、どの立場からも楽しめる映画でした。
きっとこの映画を見た後に小説を読みたくなると思いますよ!