あなたのホームページ、スマートフォンで開くのに何秒かかっていますか?
Googleの調査によると、ページの読み込みが3秒を超えると約53%の訪問者が離脱します。せっかくSEO対策をしてGoogleで上位表示されても、ページが重くて離脱されたのでは意味がありません。
さらに、Googleはページの表示速度をSEOの評価指標(Core Web Vitals)として使用しています。表示速度が遅いサイトは検索順位が下がりやすくなります。
この記事では、ホームページの表示速度を改善するための7つの具体的な方法を、難易度順に解説します。
まず現状を確認:PageSpeed Insightsでスコアを測る
改善前に現状を把握しましょう。Googleが無料で提供する「PageSpeed Insights」(pagespeed.web.dev)にURLを入力するだけで、モバイル・デスクトップそれぞれのスコアと改善提案が表示されます。
| スコア | 評価 | 対応の優先度 |
|---|---|---|
| 90〜100 | 良好(緑) | 現状維持 |
| 50〜89 | 改善が必要(オレンジ) | 中優先 |
| 0〜49 | 要改善(赤) | 最優先 |
多くの中小企業のWordPressサイトは、モバイルスコアが20〜50程度というケースが少なくありません。
改善① 画像を圧縮・WebP形式に変換する(効果:大・難易度:低)
表示速度を遅くしている最大の原因の多くが「画像ファイルの容量が大きすぎること」です。
対策:
- アップロード前に画像圧縮ツール(TinyPNG・Squoosh等)で圧縮する
- ウェブサイト用の画像は1枚200KB以下を目標にする
- WordPressプラグイン「Smush」「EWWW Image Optimizer」で既存画像を一括圧縮する
- 画像形式をJPEG・PNGからWebPに変換する(同じ品質でファイルサイズが30〜50%削減)
改善② キャッシュプラグインを導入する(効果:大・難易度:低)
WordPressは訪問のたびにサーバーでHTMLを生成します。キャッシュプラグインを使うと、一度生成したHTMLを保存しておき、次の訪問者に即座に返せます。
おすすめのキャッシュプラグイン:
- W3 Total Cache:機能が豊富で多くのサイトで実績あり
- WP Super Cache:シンプルで設定が簡単
- LiteSpeed Cache:LiteSpeedサーバーとの組み合わせで高性能
改善③ 不要なプラグインを削除する(効果:中・難易度:低)
WordPressのプラグインは便利ですが、増やしすぎるとサイトが重くなります。「使っていないプラグイン」「似た機能のプラグインが複数ある」場合は整理しましょう。
特に注意が必要なプラグインの種類:
- ページビルダー系(Elementor・Divi等は読み込みが重い)
- スライダー・カルーセル系(JavaScriptが重い)
- SNSシェアボタン系(外部スクリプト読み込みが発生)
改善④ PHPバージョンを最新にアップデートする(効果:大・難易度:低)
WordPressはPHPという言語で動いています。PHPのバージョンが古いと処理速度が遅くなります。PHP 8.xは7.xと比較して処理速度が大幅に向上しています。サーバーの管理画面からPHPバージョンを確認・更新しましょう。
改善⑤ 優良なサーバーを使う(効果:大・難易度:中)
サーバーの性能が表示速度に直結します。「安いから」という理由で共有サーバーの低スペックプランを使っている場合、サーバーのグレードアップが最も効果的な改善策になることがあります。
国内主要レンタルサーバーの速度比較(一般的な評価):
- ConoHa WING:国内最速クラス。WordPressに最適化
- エックスサーバー:安定性が高く、速度も良好
- SiteGround:WordPressに最適化されたサーバー
改善⑥ 画像の遅延読み込み(Lazy Load)を設定する(効果:中・難易度:低)
Lazy Load(遅延読み込み)とは、最初は画面に表示されている画像だけを読み込み、スクロールして画像が見えてきたときに読み込む技術です。WordPressは標準でLazy Loadをサポートしていますが、プラグインで追加設定するとより効果的です。
改善⑦ CDNを活用する(効果:中・難易度:中)
CDN(Content Delivery Network)は、世界中に分散したサーバーから訪問者に最も近いサーバー経由でファイルを配信する仕組みです。Cloudflare(無料プランあり)などを導入することで、特に海外ユーザーへの表示速度が改善されます。
まとめ:速さは「おもてなし」
表示速度の改善は、訪問者への「おもてなし」であり、SEO対策でもあります。まずはPageSpeed Insightsでスコアを確認し、スコアが50以下の場合は今すぐ画像圧縮から始めましょう。
satokotadesignでは、表示速度の診断・改善作業を浜松・静岡西部の企業様向けに承っています。「サイトが遅いと言われた」「PageSpeedのスコアが低い」という方はお気軽にご相談ください。