AI・Web制作 約6分で読めます

AIでホームページのコピーライティングを10倍速にする方法

キャッチコピー・サービス説明・FAQの文章作成……AIを使えばこれらの作業を10倍速で仕上げられます。プロのWebデザイナーが実践するコピーライティング効率化の具体的な手順を解説。

小瀧 賢
小瀧 賢(Satoshi Kotaki) AI WEB DESIGNER / satokotadesign

ホームページ制作の中で、最も時間がかかるのはデザインでもコーディングでもなく、「言葉を作ること」です。

キャッチコピー・会社の強み・サービス説明・FAQ・プロフィール文……これらを一から書き上げるのは、Webデザイナーにとっても、制作を依頼するお客様にとっても、大きな負担です。

AIを使えば、この「言葉を作る作業」を劇的に速くできます。私が実践している方法を使えば、以前の10分の1の時間で、より質の高いたたき台を作れるようになります。この記事では、具体的なプロンプト(AIへの指示文)とともに、ステップごとに解説します。

まず準備:AIに伝える「材料」を揃える

AIによるコピーライティングの精度は、「どれだけ詳しい情報を与えるか」で決まります。いきなりAIに「キャッチコピーを作って」と投げても、薄い出力しか返ってきません。

最初に以下の情報を整理しましょう。

項目 記入例
業種・事業内容 浜松市の精密板金加工会社
強み・差別化ポイント 試作品1個から対応、短納期、公差±0.05mm
ターゲット(誰に届けるか) 製造業の購買担当者・設計者
トーン(どんな印象を与えたいか) 信頼感、技術力、スピード
避けたい表現・NG事項 「業界最安値」「No.1」等の誇張表現

これを「材料シート」として準備しておくと、以降のすべての作業がスムーズになります。

STEP1:キャッチコピーを10パターン生成する

最初に取り組むのはキャッチコピーです。以下のプロンプトをコピーして、材料シートの情報を当てはめてAIに送ってみてください。

あなたはBtoB企業専門のプロコピーライターです。

以下の情報をもとに、ホームページのトップページのファーストビューに使えるキャッチコピーを10パターン作成してください。

【会社情報】
・業種:[業種を入力]
・強み:[強みを入力]
・ターゲット:[ターゲットを入力]
・トーン:[トーンを入力]

【条件】
・20〜40文字程度
・専門用語は避け、ターゲットが直感的に理解できる言葉を使う
・「技術力」「信頼」「スピード」のいずれかを軸にしたパターンをそれぞれ含む
・具体的な数字や実績を盛り込んだパターンも含む

10パターンが返ってきたら、そのまま使えるものは少ないかもしれませんが、「この方向性」「この言葉」をヒントに、自分なりに磨いていきます。候補があることで、ゼロから考えるよりはるかに速く最終形に辿り着けます。

STEP2:サービス説明文を構造的に生成する

サービスページの説明文は、以下のプロンプト構造が効果的です。

以下のサービスについて、ホームページに掲載するサービス説明文を書いてください。

【サービス名】[サービス名を入力]
【説明すべき内容】
1. このサービスで解決できる顧客の課題
2. サービスの特徴・強み(3〜5点)
3. 対応可能な範囲・仕様
4. 利用の流れ(問い合わせから納品まで)

【条件】
・各セクションは見出し(H3)で区切る
・箇条書きと文章を組み合わせる
・専門用語には簡単な説明を付ける
・文体は丁寧語(です・ます調)

このプロンプトで出てきたテキストは、構造がすでに整っているため、HTMLに変換しやすく、Webページへの実装もスムーズです。

STEP3:FAQをまとめて20問生成する

FAQはAI検索(GEO・LLMO対策)でも非常に重要なコンテンツです。以下のプロンプトで一気に生成できます。

以下の会社・サービスについて、ホームページのFAQページに掲載するよくある質問と回答を20組作成してください。

【会社・サービス情報】[情報を入力]

【想定する質問者】[ターゲットを入力]

【カバーすべきテーマ】
・料金・費用
・納期・スケジュール
・対応エリア
・対応できる内容の範囲
・注文・問い合わせの方法
・実績・信頼性

【条件】
・質問は実際の問い合わせで来そうなリアルな表現にする
・回答は2〜4文で簡潔にまとめる

20問が一気に出てくるので、そこから適切なものを選んで掲載します。AIが出す質問の中に「あ、これ実際によく聞かれる」という発見もあるはずです。

STEP4:プロフィール文・会社概要をブラッシュアップする

自分自身や自社のことを文章にするのは、意外と難しいものです。以下のプロンプトで、入力した箇条書きをプロ品質の文章に変換できます。

以下の箇条書き情報をもとに、ホームページの「代表者プロフィール」として掲載する文章を作成してください。

【情報】
・[箇条書きで情報を入力]

【条件】
・300〜500文字程度
・読み手(中小企業・製造業の経営者)が「この人に頼みたい」と感じる文体
・実績・経験年数を自然な形で盛り込む
・過度な自己アピールにならないよう、謙虚さと誠実さを出す

STEP5:生成したコピーをさらに磨く「リライトプロンプト」

AIが出してきたテキストをそのまま使わず、さらに磨く際にも AIを使えます。

以下の文章をリライトしてください。

【元の文章】
[文章を入力]

【リライトの方向性】
・より感情に訴えかける表現にする
・専門用語を減らし、一般の方にもわかりやすくする
・具体的な数字・事例を盛り込む
・読んで「自分ごと」と感じてもらえるような書き出しにする

こうして「生成→リライト→人が仕上げる」の3ステップを繰り返すことで、AIだけでは出せない個性と品質を持ったコピーが完成します。

AIコピーライティングの3つの落とし穴

  • 「そのまま使う」と個性が消える:AIが出すテキストは平均的です。自社の実体験・担当者の言葉・地域の特色を加えることで初めて「自社らしさ」が出ます。
  • 事実確認を怠らない:AIは自信満々に間違いを言うことがあります(ハルシネーション)。数字・実績・法律関連は必ず確認してください。
  • コピーより戦略が先:「誰に何を伝えるか」という戦略なしにAIにコピーを作らせても、刺さる言葉にはなりません。材料シートの準備が最重要です。

まとめ

AIを活用したコピーライティングは、「AIに全部任せる」ことではなく「AIをアシスタントとして使いながら、人間が仕上げる」スタイルです。このスタイルを身につければ、以前の10倍速で、より多くの選択肢の中から最良のコピーを選べるようになります。

satokotadesignでは、AI活用によるホームページ制作・コンテンツ制作を浜松・静岡西部の企業様向けに提供しています。「自社のホームページのコピーを一緒に考えたい」という方は、無料相談からお気軽にどうぞ。

小瀧 賢
小瀧 賢(Satoshi Kotaki)
AI WEB DESIGNER / satokotadesign

静岡県西部・浜松市を拠点に活動するWebデザイナー。デザイン歴9年・制作実績100件以上。AI×Web制作のコンセプトのもと、製造業・中小企業のホームページ制作・SEO対策・AI検索最適化を一気通貫で対応。