「Googleアナリティクスを入れたんですが、何を見ればいいかわからなくて…」
ホームページを作った後、こんな状態になってしまっている中小企業の方は非常に多いです。Googleアナリティクス4(以下GA4)は無料で使えるアクセス解析ツールとして非常に優秀ですが、表示される項目が多すぎて、どこから手をつければいいか迷ってしまいます。
この記事では難しい話は一切省きます。浜松・静岡西部の中小企業・製造業のホームページ担当者が「まずここだけ見ればいい」という3つの指標に絞って、それぞれの見方と改善アクションを解説します。
GA4とは何か:なぜホームページに必要なのか
GA4(Google Analytics 4)は、Googleが提供する無料のアクセス解析ツールです。ホームページに数行のコードを設置するだけで、
- 何人がサイトを訪問したか
- どこから来たか(Google検索・SNS・直接入力など)
- どのページを見たか
- どのくらいの時間滞在したか
- 問い合わせフォームを送信したか
などのデータを記録・分析できます。
「感覚」でサイトの良し悪しを判断するのではなく、データをもとに改善するために欠かせないツールです。まだ導入していない方は、まず無料で設置することをおすすめします(WordPressなら専用プラグインで簡単に設置できます)。
見るべき指標① ユーザー数(月間訪問者数)
最初に確認すべきは「月に何人がサイトを訪問しているか」です。GA4では「ユーザー」という指標で確認できます。
中小企業ホームページの目安
| 月間ユーザー数 | 評価 | 目安となる問い合わせ件数 |
|---|---|---|
| 〜100人 | 要改善 | 月0〜1件 |
| 100〜300人 | 標準的 | 月1〜2件 |
| 300〜1,000人 | 良好 | 月2〜5件 |
| 1,000人以上 | 優秀 | 月5件以上も可能 |
BtoB製造業のサイトは特に訪問者数が少ない傾向がありますが、「少ないけど確度が高い訪問者」を集めることが重要です。月100人でも、全員が真剣に発注先を探している担当者なら、十分な成果が得られます。
ユーザー数が少ない場合のアクション
- Googleサーチコンソールで「どんなキーワードで表示されているか」を確認する
- 地域名+業種のキーワードでSEO対策を行う
- Googleビジネスプロフィールを整備してマップ検索からの流入を増やす
見るべき指標② 流入チャネル(どこから来ているか)
次に確認するのは「訪問者がどこから来ているか」です。GA4では「集客」→「トラフィック獲得」から確認できます。主なチャネルは以下の通りです。
| チャネル名 | 意味 | 対策 |
|---|---|---|
| Organic Search | Google等の検索から来た | SEO対策 |
| Direct | URL直接入力・ブックマーク等 | 認知度向上・名刺・会社案内への記載 |
| Referral | 他サイトのリンクから来た | 外部サイトへの掲載・被リンク獲得 |
| Organic Social | SNSから来た | SNS運用・投稿内容の改善 |
| Paid Search | Google広告から来た | 広告の改善・キーワード見直し |
製造業・中小企業のBtoBサイトでは、Organic Search(自然検索)が訪問者の50〜70%を占めるのが理想的です。Directが異常に多い場合は「新規顧客に見つけてもらえていない」、Organic Searchが10%以下の場合はSEO対策が急務です。
見るべき指標③ エンゲージメント率(どれだけ読まれているか)
GA4で「直帰率」に相当するのが「エンゲージメント率」です。エンゲージメントセッションとは「10秒以上滞在」または「2ページ以上閲覧」または「コンバージョン(問い合わせ等)発生」のどれかを満たしたセッションを指します。
エンゲージメント率の目安
- 60%以上:良好。訪問者がコンテンツに興味を持っている
- 40〜60%:標準的。改善の余地あり
- 40%以下:要改善。訪問してすぐ離脱している可能性が高い
エンゲージメント率が低い場合のアクション
- ファーストビュー(ページを開いて最初に見える部分)を見直す
- スマートフォンの表示速度・レイアウトを改善する
- 「このページは自分に関係ある」と感じてもらえるキャッチコピーに変える
- ページ上部に「何ができるか・誰のためのページか」を明確に示す
月1回のチェックルーティン
GA4を活用するために、月1回以下のチェックを習慣にしましょう。
- 先月のユーザー数を確認 → 前月・前年同月と比較
- 主な流入チャネルを確認 → Organic Searchの割合をチェック
- エンゲージメント率が低いページを確認 → 改善の優先度付け
- 問い合わせ数(コンバージョン)を確認 → ユーザー数との比率を計算
この4つを確認するだけで、サイトの健康状態と改善の方向性が見えてきます。毎月30分の投資で、ホームページの「PDCA」が回り始めます。
まとめ:データで動くホームページ運営を
GA4は難しいツールではありません。「ユーザー数」「流入チャネル」「エンゲージメント率」の3つを月1回チェックするだけで、ホームページの課題と改善の方向性が明確になります。
satokotadesignでは、GA4の設置サポートから月次レポートの作成まで、浜松・静岡西部の中小企業向けに対応しています。「データを見てもどうすればいいかわからない」という方はぜひご相談ください。