「AIを使えば制作費が安くなるんですか?」
お客様からこう聞かれることが増えました。答えは単純ではありません。AIの導入で確かに「速くなった作業」がある一方、「品質が上がったぶん、むしろ時間をかけるようになった」部分もあります。
この記事では、一人のWebデザイナーとしてAIを本格導入した私(satokotadesign)が、制作費・作業時間・クオリティについてリアルな変化をお伝えします。
AI導入前と後:大きく変わった3つの工程
① コピーライティング
導入前:1サイト分のコピー作成に丸1〜2日かかることも。キャッチコピー・サービス説明・会社の強みの言語化は、ヒアリング→熟考→修正のループで非常に時間がかかっていました。
導入後:AIがヒアリング内容をもとに10〜20パターンの候補を数秒で出力。私がその中から選び・磨く工程に変わり、作業時間は3分の1以下に短縮されました。クオリティも「たたき台の数が多いぶん、良い案を選べる」ので向上しています。
② コーディング
導入前:アニメーションや複雑なレイアウトの実装は「調べながら書く」ため、1つの機能に数時間かかることがありました。
導入後:やりたいことをAIに説明すると動くコードが数分で出てきます。細部の調整は必要ですが、実装スピードは2〜4倍に向上。その分、動作確認や品質チェックに時間をかけられるようになりました。
③ 企画・提案書作成
導入前:競合調査・サイト構成案・提案書の作成に丸1日かかることも。
導入後:AIが競合分析の骨格・サイト構成のたたき台・提案書の草案を30〜60分で出力。私がカスタマイズして完成させます。作業時間が半分〜3分の1に短縮されています。
では制作費は安くなったのか?
正直に言います。「安くした部分」と「品質に還元した部分」があります。
時間短縮によって生まれた余裕は、大きく2つに振り分けています。
- 小規模案件(名刺サイト・LP等):制作費を抑えつつ、以前と同等かそれ以上の品質でお届けできるようになりました。AIによる効率化の恩恵をそのまま価格に反映しています。
- 中〜大規模案件(コーポレートサイト・SEO対策込み):浮いた時間をSEO調査・AI検索対策・コンテンツ設計に充てています。制作費は大きく変わりませんが、提供できる価値の総量が増えています。
AIにできないこと:変わらない価値
AIを使い込むほど、「人間にしかできないこと」の価値が明確になると感じています。
- お客様のビジネスを深く理解して戦略を立てること
- 浜松・静岡西部という地域特性を踏まえた提案
- 製造業特有の商習慣・ターゲットへの理解
- 「このデザインがこのお客様に合うか」という感性的な判断
- お客様との信頼関係を築くコミュニケーション
AIはあくまで道具です。それを使いこなしながら、地域・業界・お客様固有の課題を解決するのが私の仕事だと考えています。
まとめ
AIの導入でWeb制作の現場は確実に変わりました。ただし「AIがサイトを作る時代」にはなっていません。AIを道具として使いこなすデザイナーが、より高い価値を、より効率よくお届けできる時代になっています。
「AI×Web制作でどんなことができるか、もっと詳しく聞きたい」という方は、お気軽にご相談ください。浜松・静岡西部の中小企業・製造業の方のご連絡をお待ちしています。