
こんにちは!静岡県浜松市でWEBデザイナーをしています小瀧です。
ホームページ制作の依頼をいただいたとき、最初の「ヒアリング」で何を聞くか。
これをしっかり押さえておくかどうかで、プロジェクト全体のスムーズさがまったく違ってきます。
「とりあえずデザインを進めてから詰めよう」では、必ず後で食い違いが起きます。
そこで今回は、実際の制作現場で役立つ“最初に確認すべきヒアリング項目リスト”を、プロの視点からまとめてご紹介します。
1. 目的とゴールを明確にする
まず最初に確認すべきは、「なぜサイトを作るのか」という目的です。
これはデザインや機能を決めるすべての出発点になります。
- 集客を増やしたい
- 採用を強化したい
- 既存顧客への情報発信
- ブランド認知を上げたい
目的を聞いた上で、さらに一歩踏み込み「ゴール」を定めることが大切です。
たとえば、「1か月で問い合わせを10件増やしたい」「求人応募を月5件にしたい」といった具体的な数値目標です。
この部分があいまいだと、完成したサイトの評価軸もぶれてしまいます。
2. ターゲットユーザーの明確化
次に重要なのが「誰に見てほしいサイトなのか」。
同じ業種でも、ターゲットが違えば訴求の仕方もまったく変わります。
- 年齢層・性別・地域
- 職業やライフスタイル
- 悩みや求めている情報
たとえば、住宅会社の場合、「20代の新婚層向け」と「50代のリフォーム層向け」では、
写真のトーンもキャッチコピーの表現も大きく異なります。
ここを明確にしておくと、デザインもブレずに進められます。
3. コンテンツ構成と必要ページ
「どんなページが必要か」も初期段階で整理しておきたいポイントです。
- トップページ
- サービス・商品紹介
- 会社概要
- お問い合わせ
- 採用情報
- ブログ・お知らせ
この段階で構成をリストアップしておくと、サイトマップの作成がスムーズになります。
また、「将来的にページを増やす予定があるか」も聞いておくと、拡張性を考慮した設計ができます。
4. デザインの方向性と参考サイト
ヒアリング時には、参考サイトを3つ程度出してもらうのがおすすめです。
デザインの「好み」を言葉で伝えるのは意外と難しいため、実例をベースに話すのが確実です。
- 色使い(明るい・落ち着いた・カラフルなど)
- 写真の印象(人物中心・風景中心など)
- フォントの雰囲気(柔らかい・シャープなど)
ここで得た情報をもとに、ワイヤーフレームやトップデザイン案を進めると、クライアントとの齟齬がぐっと減ります。
5. 納期・予算・運用体制の確認
最後に必ず確認しておくべきが、納期と予算、そして運用体制です。
- 公開希望日・スケジュールの余裕
- 制作費・保守費用の上限
- 公開後の更新担当(社内 or 外部)
ここを早めに共有しておかないと、後で「納期が合わない」「運用ができない」といった問題が発生します。
また、運用体制を把握しておくことで、CMS(WordPressなど)の導入有無を提案しやすくなります。
まとめ
サイト制作は「デザイン」よりも「ヒアリング」が8割といっても過言ではありません。
最初の段階でどれだけ相手の考えを正確に引き出せるかが、プロジェクト成功のカギになります。
- 目的・ゴールを明確にする
- ターゲットを具体化する
- ページ構成を整理する
- デザインの方向性を共有する
- 納期・予算・運用体制を確認する
この5点を意識するだけで、制作の進行が格段にスムーズになります。
クライアントとの信頼関係を築く第一歩として、ヒアリングの質を磨いていきましょう。
 
							
											










 
                     
                     
                     
                    
 
                         
                         
                         
                         
                         
                         
                         
                         
                 
																 
																 
																 
																 
																 
																 
																 
																 
																 
                  
                                    
                  
                                    
                  
                                    
                  
                                    
                  
                                    
                  
                                    
                  
                                   