
こんにちは!静岡県浜松市でWEBデザイナーをしています小瀧です。
HTMLは年々進化しており、少し前までJavaScriptが必要だった機能も、今ではHTMLだけで実装できるようになっています。
今回ご紹介するのは、まだあまり知られていないHTMLの新機能「popover="hint"属性」です。
これを使えば、HTMLだけでツールチップのようなヒント表示が簡単に作れます!
popover属性とは?

popover属性は、HTML要素にポップアップのような機能を持たせるための新機能です。
今まではこのような「ダイアログ」「ヒント」「ツールチップ」などを表示させたいとき、JavaScriptや外部ライブラリを使っていましたが、
HTML5の進化により、HTMLだけでUI的な動きを実現できるようになっています。
popover="hint" 属性の意味

popover="hint"は、popover属性の中でも「ヒント表示」に特化したものです。
- マウスオーバーやクリックなどの簡単な操作でヒントを表示
- スタイルは控えめで、ユーザーの邪魔をしない
- HTMLのみで完結するため学習コストが低い
たとえば、フォームの横にヒントを表示したい場合、これがとても便利です。
実際の使用例コード
以下のように、ボタンと表示対象の要素を用意するだけです。
See the Pen
Untitled by 小瀧賢 (@ekwwawpb-the-styleful)
on CodePen.
<button popovertarget="hint1">ヒントを表示</button>
<div id="hint1" popover="hint"> これはヒントの内容です。</div>
このコードだけで、ボタンをクリックするとヒントが表示されるUIが完成します。CSSで装飾することも可能です。
なぜ便利?JavaScriptいらずのUI改善
この機能の大きな魅力は、JavaScriptなしでポップアップのような動きが実現できることです。
- フォームや入力欄のヒント
- ボタンやリンクの補足説明
- 注意書きのインライン表示
初心者でもすぐに導入でき、コード量も減るため、保守性の高いHTMLを書くことができます。
対応ブラウザと注意点
この便利なpopover="hint"ですが、すべてのブラウザで対応しているわけではありません。
❌ Safari・Firefox:一部非対応または未対応
実務で使う場合は、フォールバック(代替手段)を用意しておくのが無難です。
今後どうなる?popoverの未来
HTMLの機能として仕様に含まれているため、将来的には全ブラウザでの対応も期待されています。
現在は一部ブラウザに限られますが、今のうちから使い方を知っておくと、今後の制作に活かせるでしょう。
まとめ:新しいHTMLを試してみよう!
- popover="hint"を使うと、HTMLだけでヒント表示が可能になる
- シンプルな実装で、JavaScript不要
- 対応ブラウザを確認しながら使うのがおすすめ
Webの技術は日々進化しています。「こういうのってJavaScriptが必要だよね」と思っていたことが、実はHTMLだけでできることも増えてきました。
ぜひ、あなたのコードにも popover="hint" を取り入れてみてください!












