こんにちは！静岡県浜松市でWEBデザイナーをしています小瀧です。
「ものづくりの街」浜松。
ヤマハ、スズキ、本田技研工業をはじめとする世界的な企業が育った土地であり、今も町工場や中小の製造業が高い技術力を支え続けています。
でも
- 「実際にどんな加工ができるの？」
- 「どんな企業と取引しているの？」
- 「職人のこだわりって、どんなところにあるの？」
そうしたリアルな魅力が、ホームページではなかなか伝えきれていない町工場さんも少なくありません。
この記事では、浜松という地域性を活かしながら、製造業・町工場の魅力をしっかり伝えられる企業サイトの作り方を、具体的なポイントとともにご紹介していきます。
1. 技術を“目に見えるカタチ”で見せよう
製造業の最大の強みは、技術力と経験値。
でも、ホームページ上で「高精度な切削加工を行っています」とだけ書かれても、一般のお客様や他業種のバイヤーには伝わりません。
そこでおすすめなのが、加工工程の写真・動画・図解の掲載です。
- 旋盤・フライスなどの実機を動かしている様子
- 加工前後の製品を並べたビフォーアフター画像
- 「1/1000ミリの精度で仕上げています」など、数値での表現
「数字」「動き」「比較」があるだけで、説得力は何倍にも膨らみます。
職人さんの手元のアップや、細部の拡大写真も、かなりインパクトがありますよ。
2. どんな企業と取引しているかが信頼を生む
町工場の多くは、BtoBの取引が主流です。
だからこそ、企業サイトでは「こんな取引実績があります」と明記することで、“技術の裏付け”と“信頼”の両方を伝えることができます。
可能であれば、以下のような掲載もおすすめです！
- 主要取引先名（許可があれば）
- 加工実績の業界（例：医療機器、自動車部品、ロボットパーツなど）
- 「○○製品の一部を製造しています」といった具体性
「下請けだから表に出せない」ケースもありますが、それでも業種や分野をぼかして伝えるだけでもOK。
「どんなニーズに応えてきたのか」が伝わると、初めて見る人にも技術への安心感が生まれます。
3. 社長や職人の顔が見えるコンテンツを
企業の個性を決めるのは、人です。
大手企業にはない、町工場の強みは、「この人に任せたい」と思わせる信頼感。
そのためにも、次のようなコンテンツはしっかり用意したいところです。
- 代表者インタビュー：「どんな想いで創業したか」「今、大事にしていること」
- ベテラン職人のこだわり：「目に見えない1/1000ミリを、手の感覚で合わせる」
- 若手スタッフ紹介：「ものづくりの楽しさを知って入社しました」
写真やコメントがあるだけで、サイトに温かみと信頼感が出てきます。
4. よくある質問や対応可能範囲を明記
「試作1点だけでも対応してもらえるのかな…」
「対応可能な素材は？加工サイズは？」
こうした“よくある不安”を事前に解消できるよう、FAQページや「対応できることリスト」を作りましょう。
- 試作・短納期・小ロット対応などの明記
- 対応素材（アルミ、ステンレス、樹脂など）
- 加工できるサイズ・精度など
「お問い合わせ前に分かる情報が多いほど、相談のハードルは下がります。
5. 採用ページには“働く現場”の魅力を
浜松の町工場でも、若手人材の確保は大きな課題のひとつ。
だからこそ、採用ページでは次のような「働く現場の魅力」をしっかり打ち出す必要があります！
- 一日体験インターンの様子
- 先輩社員の声（入社後の変化や、挑戦したこと）
- 工場内の写真・職場の空気感
町工場＝古くて厳しい、という固定観念を払拭できるだけでも、応募者の感じ方は大きく変わります！
6. 地元×技術力をかけ合わせた“地域性の表現”
浜松という土地で事業を続けている以上、地域性を活かしたブランディングは大きな強みです。
- 「地元の企業・学校との連携事例」
- 「浜松ものづくりブランド認定」などの受賞歴
- 「浜松で育まれた職人技」など、土地と技術のストーリー
「地域から信頼されている＝外部にも安心して発注できる」という印象につながるため、地元との関係性はぜひ可視化したいポイントです。
まとめ：技術＋人＋地域性で“選ばれる工場”へ
製造業や町工場の魅力は、技術だけではありません。
それを支える人のこだわり、地域との関係性、地道な積み重ね。
そういった部分にスポットを当てて、分かりやすく・見やすく発信することで、ただの「会社紹介サイト」ではなく、「この会社に頼んでみたい」と思ってもらえる選ばれるWebサイトになります。
浜松でものづくりを支えるすべての企業が、その魅力をもっと届けられるように。
あなたの町工場のストーリー、Webでしっかり発信していきましょう！
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