
こんにちは!静岡県浜松市でWEBデザイナーをしています小瀧です。
Webデザインの世界では「ちょっとした背景の工夫」がサイト全体の雰囲気を大きく左右します。
その中でも、近年人気が高いのが「ノイズ風のザラザラ背景」や「グリッチ風デザイン」です。
クリーンでフラットなデザインが流行ったあと、あえてラフさやアナログ感を演出する手法として注目されています。
シンプルなグラデーションや単色背景にひと工夫加えるだけで、一気に“質感”のある印象に変えられるのが魅力です。
今回は、CSSだけで作れるノイズ背景の実装方法と、グリッチ風に応用するテクニックを紹介していきます。
ノイズ風背景とは?
ノイズ風の背景は、一見すると古いブラウン管テレビの砂嵐のようなザラザラした質感です。
これをWebデザインに取り入れることで、以下のような効果が得られます。
- シンプルすぎる背景に“質感”を加えられる
- 写真やイラストの背後に置くと立体感が出る
- サイバー感・レトロ感の演出に最適
- グリッチエフェクトと組み合わせると未来的なデザインに進化
CSSだけで作るノイズ背景
実はノイズテクスチャの画像を使わなくても、CSSだけで実現可能です。
以下の例では、repeating-conic-gradient を使って擬似的にノイズを作り出しています。
See the Pen
Untitled by 小瀧賢 (@ekwwawpb-the-styleful)
on CodePen.
このコードを貼るだけで、黒とグレーの細かい粒のような背景が出現します。
ポイントは 小さい単位での繰り返し です。これによって“ザラつき感”が演出されます。
アニメーションで動くノイズを表現
さらに雰囲気を出すなら、ノイズを動かすとよりリアルになります。
@keyframes noise {
0% {
background-position: 0 0;
}
100% {
background-position: 100% 100%;
}
}
body {
background: repeating-conic-gradient(#000 0% 25%, #111 0% 50%);
background-size: 4px 4px;
animation: noise 1s infinite linear;
}
わずかに動いているだけで「テレビの砂嵐」や「グリッチ感」が出ます。
グリッチ風デザインに応用する
ノイズ背景をさらに進化させたい場合、要素に RGBのズレ を加えるとグリッチ効果が得られます。
See the Pen
Untitled by 小瀧賢 (@ekwwawpb-the-styleful)
on CodePen.
背景ノイズと組み合わせれば、まるで映像作品のようなインパクトあるビジュアルを作れます。
まとめ
今回は「ノイズ風のザラザラ背景(グリッチ風デザイン)」の作り方を紹介しました。
- CSSの repeating-conic-gradient を使ってノイズを生成できる
- アニメーションで動かすと“砂嵐”のような演出が可能
- グリッチ風のテキストやRGBズレ効果と組み合わせると未来感が出る
特に背景に動きを持たせると、シンプルなデザインでも一気に印象的になります。
Webサイトのアクセントや、ヒーローヘッダー部分にぜひ活用してみてください。